トライアングルストラテジーのメモ

2022年3月4日の発売を心待ちにして、発売日にダウンロードした。往年のタクティクスオウガ・ファンとして見過ごせない、何年かに1度、たまに新作が発売される箱庭系のシュミレーションゲームである。

良かったところ

・ファンタジーに逃げず、最後まで人間対人間だった
・グラフィックがキレイ
・戦闘がちょうどよく難しい
・追撃などのオリジナリティあるシステム

悪かったところ

・とにかくテンポが悪い、突っかかる
・世界が狭くて、広がりを感じない
・モブキャラがいない。モブだけれども強い!が出来ない
・抜本的な分岐がなく、ラスト以外、どの選択肢も大差ない

まとめ

世界が狭いこと、抜本的な分岐が少なかった。最初にすべてのキャラクターが出てきてしまい、ワクワクしない。登場人物や世界観に厚みがあると良かった。

テンポが悪い。
‐マップ画面いる?次のアクションを選択する画面は必要なのか。それであれば、もっとマップを広くして欲しかった。
‐RPGパートいる?マップ画面のイベントをもっと作れば良いのでは。

タクティクスオウガ、ファイナルファンタジータクティクスより良かったことは、ファンタジーに逃げなかったところ。オウガはラスボスが亡霊であることにげんなりしたし、FFTはルガヴィに幻滅した。その点、トライアングルストラテジーの最後まで人間対人間を描ききるところ、製作者の覚悟を感じたよ。

戦闘も良かった。ノーマルで進めたが、やはりノーデスが当たり前だし、切り札なんて邪道。この方針により、何度も死んでリセットを繰り返した。追撃の仕組みが考えられているよね。自動的に反撃する仕組みだと、どうしても近接アッタカーが活躍できなく、弓や魔法が強くなる。この点、うまくバランスを考えてあった。トロッコや滑車などのギミックも良かった。

ロランの信じられない提案

17章のロランは頭がおかしいのかと思った。

エスフロストは、見た目はロシアだが、帝国主義時代のドイツかな。グリンブルグはヨーロッパの旧制王国、ハイサンドはイスラム圏または共産圏のエリート統治がモデルになっている。

15章などの分岐を経ると、腐敗する貴族政治に失望したロランが、王政を捨てる複線が張られているようだが、事前に知らなかったので、17章の分岐は吐きそうなほど気分が悪かった。

フレデリカのすべてを捨てて逃げる選択肢は、理解できなくもない。しかし、奴隷制度および文化の自由がない点でハイサンド統治はあり得ない。そう思っていたが、ネットでは案外色々な意見があるようで、びっくりした。ロラン個人から見れば、エスフロストは家族の仇であり、私怨もある。ハイサンドにつく合理性もあるように描かれており、各々の選択肢で1つの理由にならないように、よく作られているな、とは思った。

追記

ちょうど2週でレベルがカンストする。つまり、2週することを想定していて、おそらく、最初はプレイヤーの「信念」に基づいて、2週目はベストエンディングルートを、ということなんだろう。丁寧に考えられていて、いかにも現在のゲームだなあと思った。

2022-03-21 / 2022-04-17 / Pretty Things