ネット記事のアーカイブ

流れゆくインターネットの記事のなかには、まれに生涯保存すべき名作があります。昔は、ネットに流出したものは未来永劫残る、と言われたものですが、データ量が爆増している昨今において、むしろデータは消去されるものになりつつあると思います。そこで、ぼくが保存すべきと思ったエントリーのブックマークと、文化的な観点から、PDF化したファイルを公開するものです。

奥山清行氏が CEDEC2011 で行った講演をGigazineが文字起こし。歴史に残る名講演で、人生の角度を少し変えるインパクトがあります。モチベーションが下がったとき、読み返しています。PDFはこちらから。

映画や小説の評論は「他人のふんどしで相撲をとる」感じが好きではないが、この解説は素晴らしく、これを読むことで『裏切りのサーカス』がもっと好きになった。伊藤敏朗さんという方が書いている。存じ上げないが、きっと著名な方なんだろう、文章がとても上手。なかでも「この瞬間が、歌舞伎の「いよ!なんとか屋!」というような掛け声をかけたくなるほど決まっているとブログに書いている人がいたが、素晴らしい感想だと思う。」というセンテンスが最高。 PDFはこちらから。

東京大学の祝辞は、値千金のメッセージが多く、最高学府の矜持を感じさせます。流石、わが母校です(嘘です)ぼくも、こんな人の心に残る祝辞を言いたいものです。上記の2つはそれぞれ話題になったものですが、まず平成31年の祝辞は上野千鶴子さんのものです。平成26年の教養学部式辞は学部長の石井洋二郎氏によるものです。ぼくの凡庸なコメントより、直接読んでいただくのが良いですが、最も同意できる部分を引用しましょう。
『あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。』
『あらゆることを疑い、あらゆる情報の真偽を自分の目で確認してみること、必ず一次情報に立ち返って自分の頭と足で検証してみること、この健全な批判精神こそが、文系・理系を問わず、「教養学部」という同じ一つの名前の学部を卒業する皆さんに共通して求められる「教養」というものの本質なのだと、私は思います。』以上。

2020-03-22 / 2020-03-29 / 読書